大丈夫と油断がこんな有様に

マジ?最悪ね。本当よ、生きる希望を失わず、死なずに生きて頂戴ね!「勿論。妊娠中に夫が浮気ぐらいで、命は断てぬわ」にしても、身近で起きるとは、恐るべし。

「正直、自分は大丈夫と油断だった。でもこんな有様。まったく、これじゃ私も失格ね」何が?「理想の女房」はぁ、随分酷いわ。「まっ、見てくれれば分かるけどさ、まだ気付かれてねーわけよ。そこまでお腹も大きくねーから」

じゃ、相手は知らぬ訳?「勿論」何故いわぬ?「話せば、事態が変化する?きっと駄目よ。憐れみを買うだけ」ちょ、そこまで酷い亭主?「彼の事は、誰よりも知ってるつもり。きっと、こう言うわ。本当に俺の子か?寝言は寝て言えと」酷っ。

「それでも結婚した自分が愚か」決め手は?「昔は優しく、気立ても中々でさ。夫婦円満だったわけ。でも事業に失敗し、万年酒を煽り、暴力を振るうよーに」

それ、きつすぎだね。「本当よ」